9月2日（日）～4日（火）の二泊三日の予定で、総本山知恩院において平成30年度 京都華頂大学・華頂短期大学 授戒会（じゅかいえ）が行われ、23名の参加学生が無事に成満（じょうまん：滞りなく行を終えること）を迎えました。（残念ながら、台風２１号の接近に伴い予定を早め、9月3日（月）の夜に解散となりました。）

“授戒会（じゅかいえ）”とは、仏教を開かれたお釈迦様の大切な教えを、正しく学び、正しく授かる儀式のことをを指します。全ての教えを受け無事に成満となった際にはその証として「戒名（かいみょう）」を授かることができるほか、大学と短大、学科間の垣根を越え学生同士の交流も自然と深めることができる滅多に経験することの出来ない機会が、仏教精神を礎（いしづえ）とする本学においては毎年あります。

期間中、「出てくる食事は質素な精進料理」「携帯等は使えない」「テレビも見れない」など制約が多く少し厳しい修行体験にはなりますが、参加学生の中には授戒会を体験したことで意義を感じ改めて授戒会を受けなおす者もいるほど、充実した行事となっています。

授戒会で学んだ多くのことが参加学生達の生涯の心の糧となり、これからの人生に生かされていくことを願っています。