京都華頂大学

京都華頂大学

【授業のひとコマ】食物栄養学科「調理学実習」

秋学期の授業がスタートしました。
今週は食物栄養学科1回生の調理学実習のご紹介!

春学期から心機一転、班替えを行い、新しいメンバーでの調理実習が始まりました♪
コミュニケーションを取りながら、分担して調理を進めていきます。

10月に入ってもまだまだ暑い日が続いていますが、
今回は秋らしく栗ご飯・土瓶蒸し・貝ときゅうりの黄身酢和えを作りました。

栗ご飯では、栗の皮むきに大苦戦!栗には硬い鬼皮とその下に渋皮という皮があります。
熱湯につけて柔らかくしてから、手を切らないように気を付けて剥いていきました。

土瓶蒸しには秋の味覚 松茸や銀杏、京都らしい鱧、彩綺麗なもみじ麩や三つ葉を入れました。
“香り松茸、味しめじ”と言われるように、松茸は香りが良いことで有名ですが、
その特徴的な香気成分はマツタケオール(1-オクテン-3-オール)と言います。
また鱧といえば初夏のイメージがありますが、秋の鱧は名残鱧(なごりはも)と呼ばれ、冬眠前で栄養を蓄えているため、
脂がのっていて美味しいです。

貝ときゅうりの黄身酢和えでは、蛇腹きゅうりに挑戦!
きゅうりの表裏に斜めに細かい切れ目を入れるとあら不思議☆

硬いきゅうりが蛇のようにうねうね曲がります。味も染み込みやすく、食べやすくなる切り方です。
黄身酢は卵の黄身とお酢、みりん、砂糖、塩を混ぜ合わせ、湯煎にかけて作るソース。
マヨネーズに近いですが油を使わず、さっぱりとした風味が野菜や魚介によく合います。

春学期の基礎的な献立に比べ、秋学期は少しずつ複雑な献立になっていきます。
どんどん色んな料理を作って、調理技術をアップしていきましょう♪