食物栄養学科3・4回生の「教職実践演習」をご紹介します!
食物栄養学科では、栄養教諭一種の免許取得を目指すことができます。
栄養教諭とは、肥満や偏食、食物アレルギーなどの児童・生徒に個別指導を行ったり、
学級活動などの時間を使って担任の先生といっしょに集団指導を行ったり、
また、地域や家庭と連携して食育をすすめたりする先生です。それに加えて、給食の管理も栄養教諭の大切な仕事です。
4回生は教育実習も終わり、この教職実践演習で学びの総仕上げを行います。
今日は、これまで栄養教諭として現場で実際に活躍されてきた先生方をお招きして、
3回生と4回生が合同で授業を行いました。
1時間目は、事例研究。4年生のO君は好き嫌いがとっても多く、給食を食べる量も少ないです。
給食を食べきるようになってもらうために、栄養教諭としてどんな支援が考えられるか意見を出し合い、まとめました。
「どんな支援ができるかなぁ。」
「付箋に書いた意見をまとめてみよう。」
「担任の先生や家庭などの連携が必要なんだ。」
2時間目は、実際に給食だよりを作って発表したり、食材のおいしさを見つけることをテーマに
「切り干し大根づくり」に取り組みました。軒下に干して、3週間後には煮物にして食べる予定です。
「大根を切って糸を通して。」
「3週間後が楽しみです!」
管理栄養士の国家試験に向けての勉強をしながら教職の勉強も進めていくのは大変ですが、
教育実習に行った時の児童・生徒たちの笑顔を思い出して、素敵な栄養教諭として
活躍できる力を身につけられるようがんばっています。