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京都華頂大学

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第3回 浄土宗宗門関係大学社会連携企画報告会・シンポジウム (1/3)

“学生(わたしたち)は地域での活動から何を学んだのか”

これは2月19日(金)に開催された報告会・シンポジウムの副題です。
実際に参加して、地域との連携活動へのやりがいや情熱、現在直面している課題など
学生の皆さんの語りから、大学の社会連携のこれからの実践を考えます。
1回目は、社会連携の活動報告について
2回目は、パネルディスカッションについて
3回目は、報告会・シンポジウムに参加した学生のふりかえりについて
レポートします。
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浄土宗の「共生(ともいき)」精神による「共に助け支え合い、みんなが生き生きと活躍できる社会」をめざし、
浄土宗宗門関係5大学(京都華頂大学、華頂短期大学、佛教大学、京都文教大学、京都文教短期大学)の日頃の社会連携の取り組みを発表し合い、地域での大学の社会貢献のあり方を考える報告会・シンポジウムが開催されました。

2016年2月19日(金)、京都文教大学を会場校として実施され、本学からも学生と教職員が参加しました。
今回で3回目となる取り組みで、会場には先述の5大学および浄土宗、公益財団法人浄土宗ともいき財団の関係者をはじめたくさんの方々がつめかけ、地域と大学の連携への高い期待を感じることができました。

本学からは、今年度、地域と大学の連携活動に参加している学生たちのネットワークづくりの一環として立ち上がった
「地域活性化学生プロジェクト」の活動について学生が登壇し報告してきました。
「地域活性化学生プロジェクト」には現在7団体が登録しています。
学生課・学生参画運営センター・地域発展活性化センターが中心となって学生の主体的な取り組みをサポートしています。
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報告会のトップバッターとして、本学の「地域活性化学生プログラム」の報告がおこなわれました。
今回、「地域活性化学生プロジェクト」の中から、
「知って楽しい!遊んで楽しい!宮津の子どもたち!」「介護学科 地域連携プロジェクト」「美山ワークキャンプチーム」の
3団体が日頃の活動を報告しました。
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宮津市での学童や公民館での子どもとの交流事業に教職・保育職をめざしている学生が中心となっており、これまで夏休みと冬休みに交流がおこなわれました。「子どもたちの知的好奇心を刺激するような遊びを…」といった地域のニーズを踏まえた遊びのプログラムを学生たちは毎回考え交流に臨んでいます。子どもとの関わる経験値を高め、さらに海の京都、宮津地域の生活や文化に触れることができていると報告がありました。
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介護学科の学生がゼミの時間などを活用して、大学近くの古川町商店街での「華頂サロン」や清掃作業、「華頂祭」や「東山区民ふれあい広場」での地域の方々へのタクティールケアやハンドマッサージの提供といった実践が報告されました。地域の方々との会話から大学のある東山区のことを知ることができた、地域の抱える課題に対して大学の知を提供することで地域の発展に寄与できた、「ありがとう気持ちよかった」の声をかけてもらって自信がつき、改めて福祉の大切さに気付けたなどの報告がありました。
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京都ボランティア学習実践研究会が中心となって京都府南丹市の美山町の限界集落で夏は草刈りや用水路の泥上げ、秋は植樹、冬は雪かきなど季節ごとに地域の方々から寄せられたニーズにボランティアとして関わっている取り組みです。これまでで23回のワークキャンプが実施されました。地域から「はやく学生と会いたい、楽しみ」の声。すっかり定着したプログラムになり、地元の地域振興会のひとつに位置付けられるようになりました。「ありがとう、たすかった」の声掛けに、こんな私にも役にたつことができると自己有用感を高められているという報告がありました。自分たちの地域のことは自分たちで解決したいといった思いを実現する一助にこれからもなっていきたいとの報告がありました。

3団体とも学科や研究会で高めている自らの専門性をもとに地域が抱える課題に真摯に向き合い、わたしたちは何ができるのか、考え実践し、持続的な取り組みにつなげようとする強い思いが感じられました。