京都華頂大学は、「仏教精神」を建学の精神とする大学です。
浄土宗の宗祖、法然上人は「平等の慈悲を信じ、念仏を唱えればどのような人も極楽浄土に生まれることができる」というみ教えをひろめられ、建暦2年(1212年)にこの知恩院の地で亡くなられました。
本学は、法然上人の700年忌を記念して明治44年に創立された華頂女学院を起源とし、法然上人のみ教えを建学の精神として、2011年4月に開学しました。生活者の視点に立って、家政学の中核をなす衣服・食物・住居の諸問題を、人間の生活構造とライフデザインの双方からアプローチする現代家政学部現代家政学科を設置、2016年4月には、現代家政学部に食物栄養学科を開設しました。広範にわたる諸問題を生活者・職業人の視点から考察・探究を深めていきます。
そして、法然上人の精神を現代を生きる女性に託した「生命の尊さを深く理解し、素直に感謝のできる社会人を育成する」を、本学ならではの教育目標としています。慈しみと思いやりの気持ちを大切にする人間性を重視し、生きとし生けるすべてのものに感謝でき、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性をはぐくむことをめざしています。
法然上人の立教開宗の精神に基づき、生命の尊さを深く理解し、素直に感謝のできる社会人を育成します。
「和顔愛語」は、お経のなかに出てくる聖句です。 和顔とは「和やかで穏やかな顔だちと態度」、愛語は「思いやりのあるやさしい言葉や行動」を意味しています。女性が自分を磨く根本的な目標として、創立当時から伝え続けられている言葉です。