京都華頂大学

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【授業のひとコマ】食物栄養学科「公衆栄養学実習」

食物栄養学科3回生の「公衆栄養学実習」の授業をご紹介します♪

公衆栄養とは、個人はもちろん地域の人々の健康の維持・増進と疾病の予防を目的として、様々な活動を行って健康や栄養、
食生活に関する問題の改善を目指す、管理栄養士にとって重要な分野です。
この実習では、日本人の食事摂取基準や国民健康・栄養調査のデータを活用しながら、情報を収集・分析し、
公衆栄養プログラムの作成を計画・実施・評価・改善(PDCAサイクル)の流れに沿って学んでいきます。

その中で今回は、食物・栄養摂取の状況を評価するための様々な食事調査を実践しました。
例えば食物摂取頻度調査法(FFQ)では、食べ物や飲み物をどれくらいの頻度で摂取しているかを入力することで、
簡単に習慣的な摂取量を把握することができます。

また24時間思い出し法では、献立カードやフードモデルを使用しながら食事内容を聞き取ります。
食べた食材や分量、調味料、飲み物などの細かいところまで聞き取るのはとても難しく、技術が必要だと学びました。

さらにこの食事調査の結果から、個人(自分)を対象とした栄養状態の評価も行いました。

今後の実習では集団を対象として、地域特性や栄養・食生活状況などから健康課題を把握し、改善を目指す公衆栄養プログラムを立案していきます!