現代家政学部ライフデザイン研究会は、㈱京都西川と連携して「眠り」や「寝具」を通して“Well-being”を探究するという活動に取り組んでいます。昨年11月の華頂祭では、京都西川協力のもと、寝具の歴史や「眠りと寝具」について調べ、「眠りを知って幸せになろう展」という企画展示を行いましました。
その際、来場者にご協力いただき、「眠りに関するアンケート調査」を実施しました。華頂祭終了後、学生たちはアンケート結果から若い女性の「眠り」に対する意識と実態、課題について考察し、その結果をまとめました。
2017年3月8日、アンケート結果をもとに「眠りと寝具の実態調査-10~20代女性を中心に-」と題して学内で発表会を行いました。発表会には本学教職員、並びに学生、また企業側からは京都西川、さらに報道関係の方にお集まりいただきました。
アンケート結果から、睡眠に満足していない人が多いこと、10~20代と30代以上では睡眠に対する意識が異なっていること、若い世代は寝る前にSNSをしている人が多く睡眠時間を削っている人もいることなどが明らかになりました。また、若い世代は寝具の機能性に対する関心が低いこともわかりました。こうした実態から、睡眠の満足感を上げるには、「睡眠の質・睡眠時間・寝具の機能性」に関心をもち、知識を得ることが必要だと考えました。
発表に対して参加者から、データ分析に関するアドバイス、睡眠研究の知見に基づくコメント、アンケート項目に対する質問など様々な意見や質問をいただきました。
学生は、「アンケート結果を分析して筋の通った報告書にまとめるのは難しかったが勉強になった」、「次につながる専門的なアドバイスもいただけたので力をつけていきたい」など、この発表会を通して多くのことを学びました。
今回の経験をいかし、これからも「睡眠」の視点から豊かな生活について考える活動に取り組んでいきます。