京都地区の現場の保育士の方々や保育士養成校のメンバーで構成される京都保育士養成研究会の第12回研修会(講演会)が、去る2月2日(土)に本学華頂ホールで開催されました。
今回の研修会は、「日本の子ども制度の展望、子ども・子育て3法の今後の課題と留意点」をテーマとしましたが、今後の児童福祉の行方を左右しうるテーマだけに200名を超える方々のご来場があり、会場は真剣な眼差しと熱気に包まれました。研修会では、内閣府政策統括官付参事官補佐の坂本 眞一氏より、子ども・子育て新システムの内容や今後の方向性について丁寧な講演をいただき、その後、厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課課長補佐の鈴木 義弘氏も
登壇され、会場からの熱い質問に答えていただきました。とりわけ、保育士と幼稚園教諭の資格、園の運営、職員の待遇改善など非常に具体的な質問が寄せられ、お二方からは行政側の代表として一つひとつ丁寧にお答えいただきました。
各地からご参加いただいた方々には、華頂ホールから望む知恩院の素晴らしい眺めをお楽しみいただくとともに、今回のプログラムによって様々な学びを深めていただいたのではないかと考えております。
今後も、本学ではこのような研修会等を積極的に開催し、現場の職員の方々や研究者の皆さん、そして地域社会とともに現代の家族・社会に生きる子ども・家庭の支援を考えていきたいと考えております。