京都華頂大学

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【食物栄養学科レポート】実験・実習の紹介(3回生 公衆栄養学実習)

食物栄養学科3回生「公衆栄養学実習」の授業をご紹介します。
公衆栄養学実習では、公衆栄養関連のサービスやプログラムの組み立て方について学びます。

まずは、地域や職域などの健康・栄養・食生活にかかる情報を収集・分析・診断する手法(公衆栄養アセスメント)についての演習を行い、次に、アセスメントの結果に基づいて人々の栄養・食生活を実際に改善するための活動(公衆栄養活動)の計画作成を行います。
日本人の食事摂取基準や国民健康・栄養調査データを活用しながら、人々の食物・栄養摂取量のデータ処理や統計解析方法についても学んでいます。

今回はクラスの食物・栄養摂取状況について、食事記録法の中でもゴールドスタンダード(食事調査方法の精度を評価する基準)とよばれる秤量法で調査し、データ分析を行いました。
データ分析結果からクラスの食物・栄養摂取状態について考察します。
休日を含む3日間の秤量法による食事調査では朝・昼・夕の3食だけでなく、間食や水分摂取など口に入れたものすべての重量を秤で計測し、記録していきます。
この方法はなかなか手間のかかる作業を必要とするため、学生達も実際に経験することで食事調査の良いところだけではなく、対象者の負担といった短所についても実感できたようです。
PCが不慣れな学生もいますが、みんなで協力して教え合いながら実習に取り組んでいました。

秋学期も気づけば残り半分です。
がんばっていきましょう!