食物栄養学科3年の小林幸愛さんが第24回日本栄養改善学会近畿支部会学術総会で研究成果を発表しました!
【演題名】
日常食品を用いた食事前摂取による血糖応答の違い -健常女性を対象としたプレロード効果の検討-

「食事の少し前に間食をすると血糖値が上がりにくくなる!?じゃあ、どんな食品を食べたら効果があるんだろう?」という疑問から始まったこの研究。
従来の研究では、粉末のホエイ(乳清)タンパクを溶かして飲んで血糖上昇を測るタイプの研究が多かったのですが、
この研究では『日常の食品』で効果を検証したことが特徴です。
今回は、小さなおにぎり、バランス栄養食品、ヨーグルトを試験食とし、昼食を食べた後の血糖値の上昇速度や最高到達点の違いを検証しました。
結果、ヨーグルトに軍配があがりました!
この研究成果は、健常女性を対象としたものであることから、糖尿病予備軍の人や妊娠糖尿病の妊婦さんだけでなく、
健康な人たちの日常の健康管理にも役立つ可能性があります。
ただし、限られた人数での検討のため、対象数を拡大し、再現性を確認する必要があります。
これからも、栄養教育に活かすことができる『健康に寄与するエビデンスづくり』を目指します!!